注文住宅は人それぞれ異なるライフスタイルに合った形の家を作れると言う特徴があります。
建売住宅などの間取りと言ったものは、販売を行う不動産会社が設計事務所に依頼をして設計をしていますので、購入者のライフスタイルにマッチしていない部分も多く有ります。
購入する人は、1軒1軒住宅を見学して、自分のライフスタイルになるべくマッチしている住宅を探し出し購入をしていきます。
しかし、全てがライフスタイルにマッチする事は難しく、多少なりの妥協を持って購入するのが現実と言えるのです。

注文住宅は、最も自由度が高い住宅を作れると言う魅力があります。
自由度が高い住宅というのは、間取りだけではなく拘りを持つ家作りを可能にする事を意味しています。
階段をなるべく緩やかにしたいと考えた場合、多くのスペースを必要とします。

階段を緩やかにする事で、年老いた時など階段の昇り降りが楽になりますし、危険性も少なくなるわけです。
しかし、階段は有る程度のスペースを必要としますので、スペースを節約する意味で、階段の段数を少なくして勾配が大きくなるのです。

緩やかな階段を作る場合も、家の設計から行う必要が有りますので、建売住宅などの場合は、最初からこのような仕様で作られている家を探さなければなりません。
しかし、注文住宅の場合、階段を緩やかにしたいという希望が最初からあれば、設計図にそれを盛り込む事が出来るわけです。

最近の住宅の多くは２階部分にもトイレが設けられているケースが多くなっています。
しかし、手洗いを行うスペースが設けられていない事も少なく有りません。
トイレに入った後は、石鹸で手を綺麗にしましょうと、子供に行っても、1階の洗面所まで行くのが面倒なため、水洗タンクの所の水を使って簡単に済ませてしまう事もあります。
しかし、注文住宅であれば、２階のトイレの中などに小さな洗面スペースを設ける事も出来るのです。